灰色は独特な色です。 原色でも、三次色でもなく、補色もありません。

黒と同様に、灰色は「本物の色」と言えるのかが議論されています。中には灰色を黒と白の中間に位置する明度の高い色と定義する人もいます。

概して中間色として陰影を出すのによく使われるため、様々な創作物で非常に多く使われています。また今日では都市部のいたるところに存在しています（コンクリート、ピューター、鉄などの多くの資材が灰色です）。銀色がかった灰色もよく目にします。銀色は灰色の派生色の1つです。

定義によれば灰色は黒と白を混ぜた色ですが、青と橙、黄と紫または赤と緑を混ぜ合わせて、あるいは青・黄・橙の3色を混合して作ることもできます。色合いは混ぜる色の割合によって変わり、多い方の色が目立つ「色付きの」灰色が出来上がります。このため灰色にはスレート（濃い青灰色）、ねずみ色、モグラ色（茶色がかった灰色）、グレージ色(グレーとベージュの中間色)など様々な種類があります。