桃は二次色で、緑の補色です。

桃色は暖色に分類されています。

時代によっては、多くの文化でこの色は女性の色とされてきました。その強度（淡いか濃いか）によっては意味合いが大きく異なる場合もあります。色彩はペールピンク（薄桃）、オールドローズ（灰紫）、フクシア（赤紫）、ビスク（黄褐色）など多彩です。

減法混色（絵画的アプローチ）によれば、赤と白を混ぜると桃色になります。色のスペクトルには現れませんが、マゼンタ／紫（スペクトルの最後）との関連性が強い色と考えられます。

この色はファッション界では何百年にもわたり使われてきました。染色業者は植物色素からこの色を作り出していました。古代美術では桃色は花を表現するのに使われました。絵画でも描画でも、花以外のオブジェクトの表現に桃色が使われるようになったのはずっと後のことです。

アメリカのストリート・アーチスト「ピンクマン」は自らをこの色の特命大使と名乗りました。またイヴ・クラインはこの色を「モノ・ピンク」というモノクローム絵画展で使用しました。